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あとは家に帰って、ご飯を食べて、×××して寝るだけ。


by or_tender

「殺してくれる? さもないと、私、永遠にオタクのままだよ」

スカイ・クロラ(押井守監督)を見てきまして。

原作である小説(森博嗣)の方は既読で
その頃からヒロイン名が「草薙」と聞いて
「モトコォォーーー!!」(CV:大塚明夫)
だったわけで。

と同時に、"GHOST IN THE SHELL"を知らない人が
初見で理解できるか疑わしい「イノセンス」と
同じくらいコケてるだろうな感もあったわけで。

まあ一言で言うとコケてた。

とりあえず押井監督はパンフレット見なくても
世界設定を何とか理解できる作品を作ったほうが一般ウケはいいと思う。
公式HPをいくら濃くしたってなあ…
(まあ彼はそんな人達を対象にしてないようだけど…)

…悪い点ばかり出してもしょーがないので。




草薙水素がどう見ても義体ハダリ@イノセンスの
イメージだったのはボクの気のせいでしょうか。
レストランのシーン、一人で語りだした時は
後藤隊長とかハダリ素子@衛星経由、の既視感が…

実はロストック社とロクス・ソルス社は関連会社で
キルドレ達は全身義体でゴーストダビングで生産されてたんだよ!(ぇー


最終夜のあたりから押井シナリオの愛を感じ取った。
けどエンディングのオイディプスネタは現実的ですね。
小説版と変えちゃったラストだけれども
それについての異論は今のトコ、ない。
正直、仕方ないとさえ思える。


大きなお友達(≒キルドレ)なボクらが押井監督に
庵野監督ばりに「卒業しろとは言わんが視点を変えれ。大人になれ」
って言われても、どうすればいいのかと。

平凡な人間・平凡な日常でいいんだよ、って言われても。
平凡な毎日の積み重ね=ループする日常はともかく
人格がキャラクタ化している現代社会において
平凡な人の評価はそれほど高くなるとは思えない。
我々は死んだところで企業が再生してくれるわけではないし。

非凡な押井にそんなこと言われたくねーよ、って意味合いも含む。


まあそんなことを思った。
押井犬と犬鳥魚については言及しない。
by or_tender | 2008-08-22 09:41 | 雑記